ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第2番



ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第2番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第2番

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 作品1, ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18,
セールスランク:8346 位
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言葉を失うほどの素晴らしさだ。ラフマニノフのピアノ協奏曲というと、「第2番」「第3番」のみがメジャーな印象があるが、あまり演奏されない「第1番」が含まれているからといって、このCDを聴くのをためらう人がいるとしたら、それは“大きな損失”であると断言できる。あのショパンのピアノ協奏曲の名演以来の、ツィマーマンの強烈な一撃が待っている。

?「第1番」の冒頭から、聴いてすぐにパッとわかる。ラフマニノフのピアノ協奏曲が、これほど火のように熱く、燃えあがるような精神によって演奏されたことがあっただろうか? ツィマーマンのピアノは、輝かしいだけではなく、どっしりとした根を大地に生やしたような、落ち着いた風格がある。だからこそ、ちょっとした装飾音、パッセージでも稲妻のようにきらめく様は、目がくらむほど鮮やかだ。小澤のバックがまた迫力満点で、粘っこい歌でツィマーマンのピアノにぴったりと寄り添う。

?「第2番」はさらに凄い。有名になりすぎたあの冒頭からして、演奏の格が違う。一つひとつの和音の間に異常に間をとりつつ、単なる鐘の音の模倣というよりは、聴き手の心の一番奥底に届けとばかり渾身の思いを込めた分厚い音の塊が、何と肉感的に、そして感動的にぶつかってくることだろう。夢見るような旋律に彩られているがために、恋愛映画的ななよなよした感傷性と結び付けられてしまいがちなこの曲が、巨樹のような厳しい存在感を放っている。小澤のバックも、グラマラスで重心の低い、意志的な響きと弾力的なリズムが、こたえられないほどの快感を与えながらぶつかってくる。

録音も美しい。芯の強くまろやかなピアノの音を十二分に伝えながら、オーケストラの細やかな雰囲気も残した適度な残響のバランスが見事。アシュケナージ、リヒテルらの名演を聴きなれた人にも、ぜひおすすめしたい1枚である。(林田直樹) ※ 《録音》 <1>:1997年12月、<2>:2000年12月 ボストン



ツィマーマン独特の音の輝度を素晴らしく感じました

友人から本CDの協奏曲第1番第2楽章がクラシック曲で最も好きだと聞き、先月のザルツブルク音楽祭でツィマーマンが演奏したベートーヴェンの「熱情」がとても心に響いたので購入しました。

この1年、世界の一流のピアニストの演奏を10名程聴いてきましたが、ゴッホやルノワール、クリムトが固有の画風を持つように、ツィマーマンの演奏を聴いて初めてピアニストの固有の表現力(ツィマーマン独特の音の輝度とでも言うべきもの)を深く感じました。

小澤征爾氏率いるボストン交響楽団との相性(音の響き合い・重なり合い)も素晴らしく、一聴の価値が十二分にあるので、ぜひ試聴して頂ければと思います。

余談ですが、ザルツブルク音楽祭で拍手喝采の中、ツィマーマンが両手を広げてピアノにも拍手をお願いしますと観衆に表現した時、このドイツとソ連に翻弄され続けてきた歴史を持つポーランド出身の偉大なピアニストの懐の深さを感ぜずにはいられませんでした。ツィマーマンを紹介してくれた友人に感謝です。
感動しました!

先にアシュケナージの演奏のラフマニノフ2番を聴いてたのですが、そちらも良いのですが、しっくり来ず、冒頭の演奏表現が合わなくて、こちらのツィマーマンのレビューを見て購入を決めました。ピアノを過去五年近く習っていて、ピアノ向けの手では無いため挫折したのですが(小指が小さいため)そこそこは知識があっても皆さんのレビューのようにクラシックにはあまり詳しくないのですが、冒頭の静寂からピアノが響き、力強いタッチに移り…もう素晴らしく感動の一言です。今まで聞いたピアノでこんなに感動したのは初めてです。どなたかが書いておられましたが確かにピアノの音がこちらのCDは大きく聴こえます。ですがここまで一音一音大胆で繊細な演奏!ここまでなめらかに指が動くものなのかと!
私も大事なCDの一枚になりました。皆さんのレビューを見てとても参考になりました。
好みは人それぞれですが本当に素晴らしいです。是非とも聴いて欲しいです。
丁寧なレビューで教えて頂いた皆さんにも感謝です。おかげでこの素晴らしいCDに出会えたので。

リヒテルと双璧をなす、至極の名演

心のずっと奥の方にあるドアを力強くノックしてくる、
感動的で、ロマンチックで、情熱的な演奏。
何度聴いても飽きない、深みのある演奏です。
ラフマニノフの耽溺の世界にひたすら浸りながら、
このような芸術の存在にただ感謝するばかりです。
音をいじりすぎ

ラフマニノフは和音の構造が重要
その点でピアノをはっきり聞かせようとしたのかもしれないがかなり不自然
ただでさえ淡白な指揮をする小澤と力の入ったツィマーマンとの温度差を強調してしまってい
るように感じる

録音のせいかもしれないがピアノの音が硬く、強振も伝わってこない
リストの協奏曲でのような圧倒的な「鳴り」を聴けなくて残念

録音にこだわりを持つツィマーマンがこれで発売を許可したのか疑問に思う
とても奇麗な音

ツィマーマン&小澤版のラフマピアコン2番は、録音が最近という強みもあり、
他の既存盤と比べると圧倒的に音質が優れています。
本CDはピアノがハッキリ聴こえるように、オケが控えめなのか、録音レベルが
調整されているのか、一音ずつに宝石のように美しい響きがあり、ピアノ中心で
本作を聴きたい人には最高の選択肢ではないでしょうか。
もちろんツィマーマンのピアノ自体は、超絶技巧の折り紙付きです。

名盤リヒテル版は、まるでソロのような奔放な弾きぶりにワルシャワ・フィルが
決死の覚悟で追いすがるという、まったくの荒行なのですが(←そこが素敵)、
ツィマーマン版はオケときっちり合わせつつも、冒頭部を始めオケと競演しない
ところではかなり好きに弾いていて、ラフマニノフなのに淡白…、などといった
失望とは無縁の双璧だと思います。

(アシュケナージ版が好きな方にはごめんなさい。)



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